サム・クック (戦利品No.3)

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Gospel in my heart
/Sam Cooke and The Soul Stirrers

大統領選でオバマ陣営がキャンペーンソングとしてサム・クックの「A change is gonna come」を使っていたのは心憎い演出だった。
サム・クックの若々しくスタイリッシュなイメージがその歌詞とともに、オバマの清新な姿と上手く重なっていた。
今となってはダマされた!と怒っている人が多いかもしれないが。

特別ソウルミュージックが好きというわけではないけれど、なぜかサム・クックは好きだ。とにかく歌が上手い。歌っているのは、ゴスペルからポップス、ブルースまで幅が広く、ソウルシンガーの草分けとしては他愛も無いラブソングも聴き逃せないが、それをみな「愛の讃歌」までに高めてしまう。その才能は並み外れたものだ。

無人島に持っていくとすれば彼のレコードはその一枚に欠かせないと思っている。



今回見つけたのは、彼がポップス歌手として独立する前に在籍していたゴスペルグループ、ザ・ソウルスターラーズ時代の録音を集めたもの。とはいえ、彼の歌声が聴けるのは8曲中の4曲だけだが、サムの表現力のあるボーカルの加わった楽曲は、際立つものがある。ルックスもいいから女の子達にオッカケられたのもうなづける。

ゴスペルグループからポップス歌手として独立する過程では、かなり批判もされたようだが、彼を突き動かしたものは、なんだったのだろう。彼の残したゴスペルやブルースの楽曲に漂う憂愁は何かを訴えているようだ。そして悲劇的な死がサムを待っていることを思うと胸が痛む。

彼の伝記映画が企画されていると聞いた。おそらくそのへんのサムの苦悩が公民権運動を時代背景にして描かれていくんじゃないかと勝手に想像している。
by kaikaisei | 2011-02-04 22:00 | 聴く
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