2月 某日 古着!

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母親が洋裁をしていたので、生まれてからずっと着る服は手作りだった。
今思うと、もの凄い贅沢なことだったと思う。
しかし当時は親が一生懸命子供の服を作ったり、セーターを編んだりというのは
珍しい時代では無かったのかもしれない。

母親の愛情の現れなのかもしれないが、当時は何だかとても恥ずかしかった。
ウチは、きっと服を買うお金がないに違いないと思ったからだ。
逆にキャラクターが付いたような既製服を着ている友達が羨ましかった。
いつしか私は服を買うことに罪悪感を持つようになり、
ついには服選びが億劫になってしまっていた。

今の奥さんと所帯を持ってから、驚いたことがあった。
その一つが古着を買うのが趣味だということだ。
私にとっては、いつ誰が着ていたかわからない着古した服を買うということが理解できなかった。
奥さんにとっては、自分のお気に入りの服を格安の値段で探し出すことが無上の喜びであり
遠く時空を越えての「運命的な出会い」を感じるというのだ。
一枚の服を愛着をもって長く着るというのではなく、
大量に買い集めた服を着回すのが楽しいという女性の典型的な着道楽というのか。

それは自身の服に限らず家族の服についても言えるようでいろいろ見繕って買って来てくれる。
私の普段着というのは殆どが作業着であるから、何でも構わないともいえるが
土埃が目立ちにくい生地とか、動き易いものとか、ポケットの有無だとか、いろいろ要望があったりする。
ところが買って来てくれたものにどうしても不満が残ることが多い。
お気に入りのオーバーオールも前開きが無かったりするのは、
選ぶのがオンナではやむを得ないと自分に納得させてきたが…(苦笑)

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不平不満を言いたくないので、最近は私も一緒に古着屋に付き合って服を選ぶようになった。
近辺にはいくつかの古着の店があるのだが、この古着屋は特に規模が大きい。
小学校の体育館の二個分位の広さにギュウギュウに詰め込まれた「お宝の山」だ(奥さん談)
ピンからキリまで、下着以外なら何でも有るだろう。

只でさえ安い商品が今はバーゲン中で半額だというから、
感覚としてはユニクロの売値の四分の一とみていいだろう。
まるでお花畑に飛び出していったように楽しそうな奥さんを尻目に私も戸惑いながら物色を開始。
彼女は時間がいくら有っても足りない、あっという間に過ぎるというが…。

そこで私もピーーンときた。
この感覚は中古レコード店に行った時の私と全く同じだなと。(笑)
by kaikaisei | 2012-02-25 22:57 | 日記
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