あれから鋳込みの放置時間や泥漿の水分をいろいろ変えて鋳込みを試みているが
悉く上手くいっていない。どうしても石膏型の中で作品が潰れしまう。
場合によっては完全にへたってしまう。
一回鋳込んだら、型を乾燥させなければならないので、2〜3日間作業が中断してしまう。
そして型は鋳込む度に劣化が進み吸水力も落ちていく。
このまま失敗を続けていくわけにもいかない。排泥の方法を再検討することにした。
反転して鋳込み口から排泥するのではなく石膏型底部に穴を開けてそこから排泥する方法だ。
実はこのやり方は瀬戸の型屋さんに提案したのだが、
あとの穴を塞ぐ手間を考慮して却下されてしまった。
ここまで来たら最終手段としてやるしかない。