3月28日 倉敷日記 その1

先ずは倉敷の工房IKUKOでの個展実現までのイキサツを御紹介しよう。
3年ほど前のある日突然店長のI関さんから電話を頂いたのが最初だった。
私が県展に出品した作品を見て興味を持たれたそうで
個展をやって欲しいというお話だった。
けれどしばらく予定が決まっていたので
その時は具体的な話にならなかった。

「イクコ」というギャラリーの名前もなんだか「奥様の趣味の店」という感じで
なんだかなあ!?という印象で気が進まなかったのも確か(失礼!!)
けれどウチの奥さんに
「倉敷のイクコって云うギャラリーから電話あったんだけど」
と話したら顔色を変えて
「イクコ??あのIKUKOからあ?」という反応にこちらがビックリ。

IKUKOというのは岡山の女性なら誰でもが憧れる有名な婦人服ブランドだという…。
奥さんは、そのIKUKOが倉敷でギャラリーをやっていて、
かねてから「岡山のT島屋なんかやめてそっちで個展をやれば良いのに!」と
思っていたらしい。
フ〜ン。知らなかった…。
その後その岡山T島屋での個展を店長さんに御覧頂いたり、
私の方も倉敷の店を見に行ったりして3年越しの約束がようやく今回果たせたたわけだ。

私もその後IKUKOさんのことについてはいろいろ知ることが出来た。
IKUKOの社長イクコさん。地方の小さなインナーメーカーが全国的な婦人ブランドに成長する過程はまさに倉敷では立志伝中の人物のよう。


そのギャラリー部門「工房IKUKO」を担当する店長のシゲコさんはイクコさんの実妹。
独特のキャラクターには最初驚いた。今風に云えばハジケタ人だ。
気に入った作品や作家へののめり込み方はスゴイものがあり
今回の私の個展のディスプレイにしても
「私が一週間気持いいように勝手にやらせてえよー」
結局お一人でやってしまった。
今時こんな方がいらっしゃるのか?と感心する。
そしてそのはしゃぎまくる(失礼!)店長を補佐するS鹿さんとK君の
シッカリしたスタッフに支えられたのが工房IKUKOなのである。

感心するのは企画する作家達は新人を中心にした有望な方達ばかり。
倉敷の美観地が観光地といことで、地元の備前焼の店があふれかえっている中にあって
全国区の美術工芸作家を広く扱っておられる。
店長やイクコさんが「好きなもの」「好きな人」を紹介したいという
個人的なギャラリーといえるけれど、なかなか鋭い目をもっておられると思う。
by kaikaisei | 2005-04-05 22:45 | 日記
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