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「星の輝き」

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新谷さんのサツキが咲いた。
以前ブログでも紹介したけれど、近所で仕事していたガラス工芸家新谷良造さんが
亡くなってもう一年が経つ。

新谷さんにはサツキ盆栽の趣味があり、津山のサツキ盆栽会の会長までやっていたほど。
去年茅ヶ崎での個展の帰りに静岡の自宅を訪ねた折
庭の一隅にあった小盆栽を「コレなら世話が出来るかも」と
未亡人に頂いて帰ってきたのがこの鉢。

一年を経て遂に蕾が膨らんできた。
鉢には「星の輝き」という直筆の名札があった。
鉢に合わせて小振りの花が瞬くように花開きつつある。

在りし日の新谷さんの仕事と人柄を重ねてこの花を眺めていると
熱い物がこみ上げて来る。
by kaikaisei | 2006-05-30 08:41 | 日記

「花唐草紋」に挑戦!

久々の「制作の現場から」コーナー
散蓮華に伊万里でお馴染みの花唐草紋を描いてみます。

「花唐草紋」は繊細かつ華やかさでは数ある唐草紋でも一番でしょう。
気合いを入れて挑戦してみます。

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コレが生地。
重さを感じない程に薄く作りました。

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先ずは縁の線。

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流れとバランスを考えて
茎というか蔓の線描き。
いかに細い線を引くか!
これがポイント。

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花と葉の部分。唐草らしくなった?

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そして隙間をクリクリと
チビ唐草紋で埋めていく。
目までクリクリしそうって?(笑)
このチビ唐草紋にも規則性があるのがミソ。
わかります?

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さあ。
この線内にダミをさして行きます。
小さな蓮華ですが
結構手間が掛かります。


あと匙の底部と外側にも絵付けが残っている。
さて、どういう仕上がりになりますか?!
公開はここまでにしときましょう(笑)
by kaikaisei | 2006-05-25 20:57 | 制作の現場から

鏡面界。

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人が自然に手を加えた造形物で最も大規模で美しいランドアート。
クリストなんて足元に及ばない。
一年でこの半月程の間、田植えを待つ水田が
巨大な鏡となって大空を地面に写し込む。
広々と解放された気持になれる。
好きな風景だ。
by kaikaisei | 2006-05-22 22:29 | 日記

ソロバン?!

今月から小1の次男がソロバン教室に通い始めた。
長男と一緒に剣道教室に行かせようとしていた次男だが
突然「ソロバンやりたい!」って言いだした。
自分でやりたい宣言した以上は、やらせてやろうじゃないのってのが親ゴコロ。
でも今時ソロバンとは?!見た事もないものを何でまた?当惑しながらも。。。
珠算教室。早速電話帳で調べてみたら市内に一カ所だけあった。

昔は盛んだったのに。。。
私も幼少のミギリ近くの公民館の珠算教室に友だちに誘われて行った経験があるが
雰囲気が合わなくて、月謝も払う前に辞めてしまった苦い思い出がある。
それが私にとっては数字または数学コンプレックスの始まりだったのだ。
しかし次男はもともと数に興味があったよう。

教室の雰囲気もいいようで、おばちゃん先生にも気に入られ楽しそう。
週3回も通ってる。ホントにワシの子か?

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肝心のソロバン、家にはもう見当たらなくてリサイクルショップで見つけてきた。210円ナ〜リ(苦笑)
久し振りに手にした最近のソロバン、リセット(御破算?)ボタンが付いているのには驚いたね!


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そしてこれもイマドキ。パソコンで暗算練習。
2分間の正解数で級の検定が…。
ちなみに私は五級だった。(笑)
ゲーム感覚で数字に親しむんだと。。。


今はあまり顧みられなくなったソロバン。
一方では百マス計算だ!右脳トレーニングで脳力アップ!なんて巷では流行っているけど
古来より、人間の脳力を鍛える素晴らしい道具が日本にはあったんだねえ!

電卓やコンピューターが人間の脳を退化させつつある。万歳。
by kaikaisei | 2006-05-19 22:53 | 日記

シンペイ(simpei)をご存知か?

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一年程前にバンダイから発売になった新しいボードゲーム。
これが我が家でブームなのだ。
朝な夕な「シンペイやろう!」が合い言葉になってる。

○×ゲームっていうのかな…縦横斜め3つ先に並べたら勝ちというアレ。
アレを進化させたようなゲーム。
面白いのは相手のコマを自分のコマで挟んだら好きなところに飛ばせる。
またボードが上下の世界、つまり二層になっていて複雑化している。

それに「瞬間決着」ゲームとうたっているだけあって
勝負が早いのがいい。
コマの数も赤青それぞれ4個だから
チョット気を抜くと3、4手で負けたりする。
だから忙しい人にはうってつけで、4、5分もやれば大熱戦だ。
ルールはいたって簡単。
シンペイ(simpei)は考案者高橋晋平氏の名前からとったものらしいが
誰もが楽しめる「simple」なゲームという意味も込められているらしい。
なるほど大人の硬い頭では柔軟な頭脳の子供には簡単に勝たせてもらえない。

購入前から雑誌の記事で必勝法を見て、
ネットゲームで腕を磨いた子供らは、悔しい事になかなかの腕前なのだ。

御興味のある方。試しにいかが?
yahooのゲームサイトでも無料で遊べるのさ。
by kaikaisei | 2006-05-18 23:01 | 遊ぶ

個展の予定変更のお知らせ。

6月の末に予定していた寺家ふるさと村郷土文化館「白心庵」(横浜青葉区)での
個展の会期が延期されました。
変更後の会期は、9月の22日から28日です。
真夏の盛りにしっかり仕事させてもらいます!
by kaikaisei | 2006-05-17 00:32 | お知らせ

お茶会本番。

5月 某日 晴れ時々曇り

岡山の後楽園での栄西茶会である。
昨日の雨に洗われた緑とツツジの花が目に眩しい。

正式には「第61回 茶祖栄西禅師賛仰献茶式・大茶会」と仰々しい事だ…。
抹茶席の方では大宗匠が来られての献茶式があり、賑やかだが。
我々の煎茶道の席は、そこから園内少し外れにある緑陰深きところにある小さな庵。

30人の流派の仲間の中で男性は私だけで、白?か黒?一点。
目立ってしまうのはしょうがない。
久々の人前での御点前だったけど、なんとか落ち着いて出来た。

連客の茶碗には私の茶碗を使って頂き、お客さんにもお出しでき有難い事だ。
緊張もしたが、普段薄暗く埃っぽいところで仕事をしている私。
終日松風そよぐの中、お茶をお客様にお出しする心地良い緊張感と楽しさを味わえて
良い気分転換が出来た。

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お世話頂いた流派の先生方と仲間、そしてお客様に感謝だ。
by kaikaisei | 2006-05-14 23:17 | 日記

牡丹寺

5月 某日 晴れ

先日の牡丹のスケッチの空振りでガックリ肩をおとしていたら
ローカルのニュウスで市内の「牡丹寺」として有名なS寺が
今がその盛りだと聞いて早速スケッチブッック抱えて出かけた。
こんどこそ花を描くぞ!と。

県南にくらべてここ県北は、一週間ほどは開花が遅れているのだ。
お陰で様々な品種の牡丹で楽しませてもらった。

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そのなんともいえない高貴さ優雅さ…。
中国では「牡丹は花の皇帝」と言われる由縁が頷ける。
そして短いの開花に向けての日頃の労力はさぞや大変だろう。

シッカリ目とココロの保養をさせてもらいスケッチも出来た。
ありがとう!牡丹様。そして住職さん。
by kaikaisei | 2006-05-11 22:06 | 日記

5月 某日 曇り時々雨

E崎さんがギャラリーを始めたというので、
わが映画の師K野先生、水彩画家のT中さんと一緒にクルマで一時間程、総社市に出かけた。

E崎さんはかつて存在した高島屋津山店の初代店長であった。
在任中は地元の文化芸術方面の作家達の紹介や交流に公私にわたって力を注いだ人。
私も個展やグループ展を何度かお世話頂いたし。
交友関係も広げてもらった。

そのE崎さんが今年定年退職されて、奥様と一緒にギャラリーを始められた。
最初の企画はE崎さんが今まで蒐集してきた骨董のガラスの器を展示販売されるというもの。

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なかなか考えられ行き届いた設計とインテリアに感心する。
また喫茶軽食のスペースも有り、E崎さん自らの調理したメニュウでお昼を頂く。
おばんざい定食はなかなか美味だった。

7月にはK野先生の風景画の展覧会が決まっているというし、
秋には私もささやかな個展をする約束をした。

定年後のひとつ夢を実現して、これから新しい人生を歩むE崎夫妻である。

これから定年を迎える団塊の世代の皆さんにとっては切実な問題。
私などは定年無いからもう諦念(笑)
幸か不幸か生涯現役なのだ。
羨ましがられるもするが。。。シンドイことです。

帰りは牡丹園が丁度見頃だという情報があり、岡山市の半田山植物園に寄る。
今度牡丹の図柄を皿に描くので、スケッチしときたかったのだ。
しかし!残念ながら、花は既に一週間前に終わったとのこと。
しょうがなく僅かに残った花と葉っぱだけ描いて帰る(悲し…)

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遅かりし。。。見事に葉っぱだけ…。
by kaikaisei | 2006-05-09 21:44 | 日記

作品の値段について(続き)

でも。
世の中、随分変わった。
デフレだ。価格破壊だ。物の価値なんて簡単に数字では表せなくなってしまった。
国民総中流化なんて昔の話。セレブだ。下流階級だ。勝ち組だ。負け組だ。
世の中、格差社会二極分化しつつある。
そんな中で、これから私はどういう形で作品を作って行けば良いのだろう。

私も、もういつまでも新人作家気分ではいられない。
「出来るだけ沢山の人に手作り手描きの器を使ってもらいたい!」
「使いやすく飽きのこない器を手頃な価格で!」
この当初の思いもそろそろ考え直す時期になっているのではないか?

最近感じることは、質の良い作品にはそれに見合った価格が
ついていなければならないということ。
変に安くしても逆に売れない。
つまり値段をあげる為にも
レベルの高い作品を作らなければならない。

当たり前のことだけど、これが結構難しい。

こんなところで価格について書くのも無粋なことだけど。
でも、いいやん!
このニッポンは資本主義。作品であると同時に商品なのだ。
そして、私も生活者。

「ひとりごと。。。」として聞き流して欲しい。
by kaikaisei | 2006-05-08 23:25 | ひとりごと。。。