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「祥瑞丹青紋大皿」の絵付け(3)

ひたすら祥瑞の「骨(こつ)描き」を始めて3日目。
遂に線描き終了。。。ふうぅ。
脳味噌のシワが減った気がするような消耗感だ(苦笑)
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一部、拡大図。
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ごちゃごちゃした線もダミを差すことで落ち着いた祥瑞文様らしくなるはず。
by kaikaisei | 2007-11-29 20:49 | 制作の現場から

「祥瑞丹青紋大皿」の絵付け(2)

籠目の輪郭を二重線で描いた。
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描いた線に触れると擦れてしまうので中心から外側に向って
皿を回しながら描き進む。

特に皿の外縁部は手や服の袖が当たり易いので最後に描くことにした。
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同心円は自作の面相筆コンパスを使う。
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次はいよいよ祥瑞紋を描き込んで行く。
by kaikaisei | 2007-11-27 22:20 | 制作の現場から

「祥瑞丹青紋大皿」の絵付け(1)

今回の「遊」での個展のDM作品「祥瑞丹青紋大皿」について
皆さんに色々と質問を受けた。
絵付けにどれ位かかったか?などなど。。。

そこで絵付け作業の記録を御覧頂こうと思う。

その前に、
「丹青紋」とは朝鮮半島の建築物に立体的に浮き彫りされた上に
その名の通り朱や青、緑などの原色で彩られた装飾文様の様式のことで
複雑に入り組んだ文様が特色。

文様集を解読しながら、絵付けする素焼きの皿に下書きをする。
下書きはいつものようにシャーペンで。。。

皿は曲面なので円周部にいくに従って誤差が生じてくる。
そこをうまく纏めるのが難しいところ。
定規も自在式のほか、厚紙で何種類か自作する。
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大体の構成が決まった。
ここまででほぼ一日仕事、ここは大事な作業なので気が抜けないところだが
鉛筆による下書きはここまで、後はぶっつけ本番だ。
細かい絵付けは描きながら即興的に考えて行くことになる。
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続きはまた次回。
by kaikaisei | 2007-11-26 23:59 | 制作の現場から

11月 某日「安宅コレクション」展

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数々の名品が網膜に焼き付いて、未だフラッシュバックして来る。
今回の東京滞在中の展覧会はこの一つで事足りた。

大阪の東洋陶磁美術館で何度か目にしてきた作品ではあるが
東京で違う環境で対面して、人間の創造力に改めて心が震えた。

青山二郎、白洲正子、小林秀雄、魯山人等々。。。
蒐集することで美を表現してきた一連の人々の系譜がある。

美の「狩人」時には「魔神」となったひとりの企業家、安宅英一の眼力。
その「猟犬」となった伊藤郁太郎の物語。
とても興味深い。
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購読紙が「毎日」だったので幼少の記憶で「安宅崩壊」の文字は
今でも鮮烈に憶えている。
記事の内容までは憶えてないが、おそらく会長による古陶磁蒐集も
企業の私物化として世間から揶揄され非難されたに違いない。
しかし30年以上の年月を経て、今では世界的も類を見ないコレクションとして
安宅産業の社名は残らなくても安宅コレクションとして、人類の至宝となった。

茶陶が一切無いというのが象徴的で痛快だ。
安宅英一がいかに自らの美意識で蒐集をしていたか伺い知れる。

防衛省の某官僚もゴルフなんぞにウツツを抜かすより
骨董の蒐集でもしていれば後世の評価はまだ違っていたかもしれないのに。。。
当世のオヤジは非文化的なのだ!
by kaikaisei | 2007-11-23 00:47 | 日記

11月 某日 歌舞伎座へ

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昨夜は個展の成功を祝って、新橋から銀座方面にしっかり打ち上げられ
最後は久し振りに記憶も飛び々々に。。。散り果てた(涙)
御陰で近年に無い後遺症状。ウググ気持悪ぅぅぅ。

本日はモーローとしながらも歌舞伎好きのお客さんと観劇。
伝統芸能の粋に今日も酔った。

そうそう歌舞伎座も建て替えられるんだねえ!

明日は仕事の打合せと美術館を巡る予定。
by kaikaisei | 2007-11-21 22:29 | 日記

11月 某日 御利益

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今回の個展、前半は正直なところお客様の出足が悪く
どうなることか心配していたのである。
ところが後半になってから次第にその数が増えて
最終日も閉店間際までお客様がお出でになった。

やはり初日の入谷神社の祈願の御利益か
はたまた前回に続いて会場に飾ったこの招福開運の「双龍陶板」の霊力か。。。!?
日頃不信心な私もついつい信じたくなって来る。
何にしてもありがたい。

煎茶の御点前も大変好評で、私もいい経験になった。
また今後も続けて行きたいと思う。

会場のギャラリー「遊」は次の企画展までの間、
今月末まで私の展示を継続してくれるとのこと。

今回会期中に来られなかった方、是非覗いて頂けると仕合せだ。
by kaikaisei | 2007-11-21 22:20 | 日記

「来年の干支作品」の作り方 (5)

お次は来年の主役、ネズミ君の制作。
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粘土を紐状に。これシッポです。
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蓋の上で形状を整える。
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しずく形にしてネズミにします。
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耳を付け、竹串で目を付ける。
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ネズミとシッポは別々に乾燥させる。
絵付けの邪魔になるのでこの場ではくっ付けない。
取りあえず完成予想図。
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素焼き前に屋外で乾燥させる。
今回のモデル嬢が一緒に日向ボッコ(笑)
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by kaikaisei | 2007-11-19 23:27

11月 某日 個展6日目

天気晴朗なれど、肌に冷たい木枯らし舞う皇居前。

朝、通りかかった個展会場のあるホテル、フローリスト前では
従業員さん達がクリスマスの飾り付け中。
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本日も幾つもの再会と新しい出会いがありました。

帰りには大きなX'masリースが点灯されて。。。
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明日は、ついに千秋楽。
また、どんなお客様との出会いがあるか?
とても楽しみだ。
by kaikaisei | 2007-11-19 21:47 | 日記

「来年の干支作品」の作り方 (4)

翌日、もう少し固くなってから。。。
接合部をもう一度カンナで仕上げる。

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蓋の切開部をナメシ皮で仕上げる。

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蓋の穴開け。
先ずは裏から。。。

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表から。。。しずく形が等分に揃うように!

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仕上げは濡れた筆で。。。

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ハイ!ネコ部本体の出来上がり。

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次はいよいよ、来年の主役の制作に入ります。
by kaikaisei | 2007-11-18 23:47

「来年の干支作品」の作り方(3)

眠りネコが、その後どうなったか?御覧あれ。。。

程よい固さになったのを見計らって、仕上げと蓋開け作業に入ります。
カキベラで「バリ」部分を削り取る。
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木ベラでならす。接合部が顔にあるので
出来るだけ違和感が残らないようにしましょう。
まるで整形手術だ(笑)
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ナメシ皮でならすとスベスベよ。
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次はいよいよ蓋を作る。
先ずは型紙を当てて切開位置を決める。
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蓋の穴は別の型紙で当たりを付ける。
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こんな感じで。。。
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キリで下穴を開ける。
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カッティングナイフで蓋を切り出す。
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蓋が外れた!
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蓋を外して中から内側のツナギ目をならして補強の粘土で補強する。
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このあと最後の仕上げ作業に入ります。
by kaikaisei | 2007-11-17 22:35