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カマボコ板で聴く

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この数年程の間に音楽の聴き方も随分変わった。
音楽は総てデジタルデータ化され、電話線から、
或いは天から下り落ちて(ダウンロードして)くる。

例えば何十枚のものCDやLPなど音楽が「データ」となって、
訳無くこのカマボコ板一枚の器具に封入されてしまう。

でも。
この一枚一枚のアートワークは無論のこと、作り手の熱い情熱まで詰め込むことは
果たして出来ているだろうか?

実体のない音楽にいかに存在感を与えるか昔の人は楽しみながら「仕事」していたのだ。
by kaikaisei | 2008-04-28 22:30 | ひとりごと。。。

「カメ板」の使い方 (4)

いよいよ後半戦。

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芯を意識して、ロクロを回転させながらカメ板に馴染ませると
こんもりと盛り上がった形になる。
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さらに回転させながら掌で平らする。。。。
底辺の大きさを変えずに、頭頂部を窪む位まで押し広げる。
ヘモグロビンみたいな形ね(笑)

ここで出来るだけ皿に近い形にしておくと
「楽に速く」水挽きが出来るというわけ。。。
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一気に水挽き。
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コテあてます。
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「トンボ」で口径と深さチェック。
OK!
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高台部の余計な粘土をカキベラでかき取って
お皿の一丁完成!
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こちらは同じ粘土の量で縁付きの鉢を挽いてみた。
芙蓉手の鉢にするつもり。
だいたい食器は1ロット30〜40個を目標に製作している。
by kaikaisei | 2008-04-23 20:02 | 制作の現場から

4月 某日 野球観戦

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ニッポン人は野球というスポーツが本当に好きだ。
私は同じニッポン人として特に好きというわけではないが、
もし嫌いなんて言ったら非国民扱いされそうな勢いだ。

たまたまグランドで私が卒業した高校が試合していたのでしばらく観客席に座ってみた。
別に思い入れもないから応援もしないが、たまにはノンビリとスポーツ観戦するのは良いものだ。

どうやら、テレヴィのヒステリックな実況とか訳知りの解説が嫌いなのだということに気が付いた。
by kaikaisei | 2008-04-22 21:54 | 日記

「カメ板」の使い方(3)

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タネの用意も出来たので
いよいよ水挽きだ。
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ロクロのターンテーブルにあるのはカメ板を固定する為の「アタッチメント」。
もちろん粘土でが作ってある。
先ず、カメ板の裏に霧吹きで水分を与える。

回転させながら拳固でトントン叩く。
これででカメ板とターンテーブルが密着固定されるわけ。
この時カメ板が水平になっていることを確認すること。
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回転させながら、濡れたスポンジで中心位置を決める。
濡らすのは粘土の付きを良くする為。

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中心円はタネの径に合わせてあるのでほぼ真ん中に位置を決められるというわけ。。。
粘土のタネは尖った方を裏にするのがミソ。
平らな方を裏にするとカメ板との間に空気が入るからだ。

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画像の容量の関係で、本日はここまで。
by kaikaisei | 2008-04-19 21:41 | 制作の現場から

4月 某日 男たちの運動会

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消防の操法大会。
去年は選手として出場したのがウソのようだ。
今年は応援で参加。
のんびり観戦させてもらう。
by kaikaisei | 2008-04-18 21:58 | 日記

「カメ板」の使い方(2)

ロクロを挽く前の下準備。
皿の「タネ」を仕込まなければならない。
現在、肘を痛めている身としては、粘土練りはキツイ。
しかし、ここでは土練機で出てくる粘土をそのまま使うことができる。
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というわけで、土練機を使って粘土を一定の長さに切っていく。
この長さで切ると約1.3キロになる。
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積み上げられた1.3キロの粘土の山。
このままでは作りにくいので
手ロクロの上で一個ずつロクロ挽きしやすい形に整えていく。
まず角を丸くして。。。
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最終的にはこの形。
昔こんな形の菓子パンがあったねえ!
皿の「タネ」が準備完了。
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by kaikaisei | 2008-04-16 19:24 | 制作の現場から

4月 某日 DM撮影

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6月の倉敷での個展用DMの写真撮影。
ここのところ、プロにお願いして来たが今回は自分で撮ることにした。
デジタルならすぐに結果が見られるのだが、
いまだにアナログ式の為、結果は3日後に判明。

この待ち時間。
以前は当たり前のことだったが、昨今は何でもがデジタルデータになってしまい
仕事の進行が急かされる。
時代と共に人は辛抱ができなくなっていく。
by kaikaisei | 2008-04-16 13:08 | 日記

カメ板の使い方(1)

「カメ板」の使い方を知りたいという問い合わせがあったので
久し振りに<製作の現場から>として御紹介しようと思う。

今回初公開である。
私がロクロを挽く作業を御覧頂くのは。。。(苦笑)

皆さん良く御覧になるロクロ挽きは、ドーンと大きな粘土の固まりをロクロにのせて
茶碗や湯呑を粘土のてっぺんから作っていくやり方。

但し、お皿や鉢などは、直径が20センチを越えてくると
粘土の固まりから切り離して板に移動する時に歪み易くなる。
歪まないようにと厚く切り離すと後の削り作業に手間取ることになる。

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そこで一個ずつ使う分だけの粘土で作っていくのが「玉造り」などと呼ばれる作り方。
この作り方で必要になってくるのが「カメ板」というわけ。
by kaikaisei | 2008-04-14 22:48 | 制作の現場から

4月 某日 満開の桜に。。。

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たしか。
「これが私の故郷だ/さやかに風も吹いている/
 …お前は一体何をして来たのだと/吹き来る風が私に言う」
という中原中也の詩があった。

世間は花見で浮かれているけれど、
この季節私にとっては気が、重い。

何故なら毎年私は、満開の桜に
「お前はこの一年間、一体何をして来たのだ?」訊かれているように感じるのだ。
純真無垢に咲き誇る花を前にして、俗塵にまみれた私は
「ごめんなさーい!今年も何にも出来てません」と答えるしか無い。

いつになったら、良い報告が出来る春が訪れるのだろう。。。
by kaikaisei | 2008-04-10 22:44 | 日記

4月 某日 カメ板の製作

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この間は作り板を作ったけれど、ロクロ挽きで必要な「カメ板」が少ないので
今回十数年振りに「カメ板」を新たに作ることにした。

おそらく産地や作家によって色んな呼び方があるのだろう。
私はいつの頃からか「カメ板」と呼んできた。
正方形に切った合板に角材で足を付けて四隅を切り落とす。
その姿が亀に似ているから「カメ板」ね。

傷んで来た道具に新しい道具が加わって
気持もシャキーンとしてくる。
by kaikaisei | 2008-04-07 21:47 | 日記