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干支作品の製作 5

裏面の絵付け。
世の中、表があって裏がある。裏があって表がある(笑)
無ければ無いで構わないけれど、有ることで器に奥行きが生まれる。
ここは作者の腕のみせどころでもある。

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高台側面には波紋を絵付け。

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そして四方には、龍図にはかかせない玉を描く。

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高台部のダミは皿を垂直にして…。

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最後は高台中心のサインを入れて絵付け完了!!
by kaikaisei | 2011-12-31 09:45 | 制作の現場から

新酒など。。。

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今頃ボジョレーヌーボーを飲んでいる。
私としては奮発して高めのモノを予約していたのでさぞや!と
期待して飲んでみたら、余り美味しいとは思わなかった。
やはり熟成したものが良いに決まっている。
分ってはいるが、旬なものには飛びつくのが日本人の悲しいサガだ。

知り合いのフランス料理店のオーナー夫人は
「うちのお店に来てボジョレーヌーボーを注文するひとなんていない」と言っていた。
だいたいフランス人はワインの新酒なんて誰も飲まないらしい。
世界中で喜んで飲むのは日本人位なものだという。

誰も必要としないものを有り難く消費してくれる人がいるというのは
経済のバランスからいうと、とてもいいことだ。

フランス人は家具は高くて良いものを買うらしい。
コストパフォーマンスや日常の満足感からいうと、私も同感だ。

しかし今や日本人は身の回りのをできるだけ100円ショップや
ユニクロモノで揃えていこうとする。
首相でさえ毎年新しいものに変えている。

何だか悲しい国民性だ。
by kaikaisei | 2011-12-29 02:12 | 日記

干支作品の製作 4

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素焼きも無事に出来ていよいよ絵付け作業だ。

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先ずは線彫りを頼りに面相筆で線描き。
線彫り部分に呉須を流し込むが絵の具が濃いと生地に乗らない。
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濃さを調整するのが難しい。
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輪郭部が出来たら、ウロコを描き込む。
うねった胴体シッポや関節に模様を破綻無く埋めていくのはちょっとコツが要る。
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線描きが出来たら、ダミ筆で薄めた呉須を流し込む。
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最後は極薄のダミで濃淡を表現する。

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表面の完成。絵付けに要した時間は2時間位か。

次は裏面の絵付けだ。
by kaikaisei | 2011-12-26 21:59 | 制作の現場から

12月 某日 地域文化演習 終了

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三ヶ月にわたって進めて来たN見短大の陶芸の授業も今日が最後になった。
先週絵付けした作品を焼き上げてきた。

学生達に手渡す前に全員で鑑賞する。
毎年同じようなアングルで写真を撮って紹介しているように思うが…(笑)
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皆がそうというわけではないが、良い作品を作ろうという意識より、
いかにウケるモノを作るかというところに関心が向かっている学生が多い。

ここは美術系の学校じゃないから、レベルの高いものを求めているわけではないが
ちょっと恥ずかしくないかと思う。。。幼児性が出てしまうのも最近の傾向のようだ。
by kaikaisei | 2011-12-26 03:47 | 日記

干支作品の製作 3

素焼きする前に線彫り作業。
これが今回の作品のミソとなるところだ。

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絵付けする龍紋の型紙の登場だ。龍紋の下絵を厚紙に貼って切り絵の要領で作ったもの。
一品モノならいらないが、量産するなら最初の手間はかかるが
どうしても必要になってくる型紙。

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シャーペンで型紙からアタリを付けていく。
線彫りは背景の波紋を入れるものなので、龍の輪郭線だけわかればいいのだけど、
龍の絵付けがし易いように一緒に顔などの下絵も軽くしておく。

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型紙を外すと龍紋の残像が…(笑)

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後は絵付けのことを考えながらひたすら彫っていく。
以前の鉄筆は、すぐに切っ先が減ってしまい研ぐのに手間が掛かったが
ケガキ用の超硬製品を使い始めて楽になった。

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輪郭が出来たら背景に波紋を入れていく。

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で完成。下書きから、線彫りを仕上げるまで約1時間半。
by kaikaisei | 2011-12-21 03:57 | 制作の現場から

東京 flashback 3

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東京最終日は六本木界隈を徘徊した。
泉屋博古館で、祥瑞の水指が公開さているという。
祥瑞の作品集には必ず出てくる天下の名品で、私は写真を頼りに何度か「写し」を作ってきた。
ついにその本物にお目にかかれるのだ。

実物に対面した感想は…。
自分の作品は今は手元に無いので、並べて見たいという衝動に駆られた!
どう見ても本物が良いに決まっているのだが、
意外と色合いは「こっちの方が良い」と言ってくれるひとが居るかもしれない(笑)
ブラインドテスト!?がしてみたい。
ストラディバリウスと中国製安物ヴァイオリンの音色。
フランス製高級ワインと第三国製ワインの味などと、意外と区別が着かなかったりする。

また古代中国青銅器のコレクションは根津美術館にも負けないほどの収蔵品が
展示されていた。こちらは住友さんのコレクションという。
当時の財界の数寄者は競って集めてくれたおかげで、我々の文化に貢献してくれている。
今時の社長は、財テクやカジノにウツツを抜かす「カネ好き者」だ。
あまりにもレヴェルが低すぎて飽きれるばかり。
by kaikaisei | 2011-12-18 01:35 | ひとりごと。。。

干支作品の製作 2

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程よい固さになったところで削ります。
今回はロクロで挽いてから3日目に荒削りをしておいた。
仕上げ削りは5日目になった。
乾きすぎると超硬カンナでも削りに往生することになる。
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高台の広さを考えて、二重高台にした。
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表側はも口縁部を軽く仕上げた。
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後は普通に乾燥させて、表面に線彫りを施すことになる。
by kaikaisei | 2011-12-17 00:04 | 制作の現場から

東京 flashback 2

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好みはあるだろうが
談志が居ない日本はそれだけで色褪せて見える。
豊富に残された音源、映像、芸談では埋め合わせられない喪失感だ。
しかし芸道半ばで逝った枝雀や志ん朝に比べれば…。
by kaikaisei | 2011-12-15 23:28 | ひとりごと。。。

干支作品の製作 1

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先ずは、生地になる大皿の成形から。
約7キロの粘土をターンテーブルに載せて一気に水挽きする。
寸法は、直径は約40センチ深さは10センチといったところ。
程よく固くなったら削り作業にはいる。
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by kaikaisei | 2011-12-12 22:35 | 制作の現場から

干支作品の製作 (その前に…)

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先日の個展では、何人かの方から「龍紋扁壺」のその後について尋ねられた。
皆さんに心配かけているが(苦笑)個展の準備に謀殺されて中断したままなのだ。

原型は既に完成しているので石膏型を作ることはできるのだが、
型のサイズが桁違いの大きさになるために瀬戸の専門の業者に頼まなければならない。
何しろ遠方のなので、原型を持って行く時間と気合を失っているところ。
宅急便で送ることも出来るが、素焼き製でなので輸送事故が心配なのだ。
なにしろ致命的なヒビが入ってしまった。
自分のクルマで運ぶしかないと思って時期を見計らっているところなり。
先ずは言い訳から始まる…。
by kaikaisei | 2011-12-11 00:29 | 制作の現場から