我が映画の師K野先生が脳梗塞で倒れられてもう4年になる。
先日久々にお見舞いに伺った。
お元気そうではあったが、ご不自由な様子を見るのは
なんとも辛いものがあった。
以前も紹介したけれど、
本業の洋画家の傍ら大学で演劇や服飾史を教えて来られた先生には
楽しみのひとつとして人形の製作がある。
入院されてから自宅の美術館は閉まったままだが
その人形が久々に公開されていると聞いて出かけてみた。
会場は歴史的建造物として文化財登録されている市内、N島病院の旧館。
80体にのぼるK野先生の人形達。
窓からこぼれいる柔らかな日差しを浴びて気持ち良さげだった。
演劇や服飾への思いが込められて、時間が止まったよう。。。
お元気な頃のK野先生が思い出される。