毎年、奥さんは里の天神祭を恋しがる。
ひとはやはり生まれ故郷の祭りに呼ばれるものらしい。
息子達が幼い頃は連れて帰って、その祭りの雰囲気を楽しませてきたが、最近はとんとご無沙汰してきた。
今回は気の進まない次男と訳分かってない犬を連れて久々に真庭市月田に向かった。
確かに山間の小さな町の小さな祭りだが、私の地元の夏祭りにはない風情が好ましい。
生憎の雨模様に地元中学の吹奏楽部はガレージの屋根を借りて出張演奏。
大いに盛り上がっていた。
日が落ちてから…古い街道沿いに並んだ灯籠の明かりが郷愁を誘う。
ちょっと小さな旅ができた。