二日間にわたる岡山は源吉兆庵美術館での絵付け体験、
今回も沢山の家族連れが会場に足を運んで下さった。
去年のリピーターは全体の三分の一ぐらい。
皆さん楽しみにしてくれたようだ。
去年も書いたが、私自身子を持つ親として
様々な親子や孫関係を見られて興味深かった二日間だった。
今年の印象だが、年々絵が描ける子が減っているように思う。
小学校低学年ぐらいまでは子供は放っておいても勝手に熱中して絵を描くものだった。
上手いとか下手ではない。手が勝手に動いて止まらないという感じ。
最近はそういう子がメッキリ少なくなった。こちらとしては色々提案するのだが、
萎縮してしてしまい何をどうしたらいいのか分からない。
どうも絵が描けるという自信を無くしている。
以前は小学校でも高学年になるとよくあったことだ。
しかしその傾向が低学年にも及んでいる⁈というのでちょっと驚いた。
みんな幼稚園や保育園ではお絵描きの時間があって、
当たり前のように自由奔放に絵を描いていたはずなのに、
小学校に入った途端に絵が描けなくなるとはどうしたことか…。
他の楽しみに時間を奪われて、絵を描く楽しみを経験してないのだろうか。
ともあれ。
老若男女それぞれに悩みながら、苦労しながら描き上げて貰ったお皿は約60枚。
焼き上がりを楽しみにしてくれているはずだ。
新しい自分の可能性を発見して貰えたら、これ以上の喜びはない。