双耳龍紋扁壺の製作 38

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以前は下絵の下にカーボン紙を挟んで上からなぞって
素焼き生地に下絵を写すという方法をとっていた。
かなり正確に下絵を写すことはできるが、本書きに近い線を残すとなると、
時間もかかる上にカーボンの下絵が油性の為に呉須絵具を弾いて
絵付けがしにくいという欠点があった。

そこで最近使い始めたのが竹紙で作る転写紙だ。
有田や九谷など絵付け物の産地では多用している技法だ。

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原画を反転させなければならないので、ブライトボックスの上で裏返して
オモテ面から光で原画を浮かび上がらせる。
その上に竹紙をあてて、バイオレットインクという強力な染料でトレースしていく。

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竹紙は薄くて破れやすいうえにインクが滲みやすいので、
慎重に筆を運んでいかなけばならない。
by kaikaisei | 2013-05-15 22:32 | 制作の現場から
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