崖の国物語(作/ポール・スチュワート 絵/クリス・リデル 訳/唐沢則幸 ポプラ社)

b0041520_20564332.jpg「ファーブル昆虫記」「シートン動物記」各8巻をあっさり読破してしまった小2の長男のために
図書館から借りて来たのがこの「崖の国物語」シリーズ。
今まで実録物ばかりだったのでファンタジー物はどんな反応をするか?
フリガナが付いているので小2でも読め…たら大したもんだと思ったら
長男は一冊550頁の大作を半日足らずで読んでしまうどころか、二三度読み直す勢い。

私としては昨今の「ハリー・ポッター」や「指輪物語」などのファンタジーブームには、
ずっと無関心で来たけれど。この本、何となく読み始めたら止まらなくなっている。
この「崖の国物語」も「ハリー・ポッター」同様まだ未完のようで。現在6巻まで出ているとのこと。
だからあんまり早く最終巻まで読んでしまったら続刊までが辛くなりそう…(笑)

物語やその設定。なかなかよく考えられているけれど、
この物語の魅力は何と言ってもクリス・リデルの精緻な挿絵が
読ませる原動力なっている。
少々気色悪いけれど、どことなくユーモラスな挿絵。
作者のポール・スチュワートと綿密な構想の打合せを重ねて描かれているとのこと。
なるほど,頷ける。
まさしく、この作品。文章と絵が同じ比重を占めているようだ。

内容は宮崎駿のナウシカやラピュタを思わせる話の筋だけど
変に教訓臭いところが無くてかえって好感が持てる。
登場人物も情容赦なく殺されていきます。
かなり過酷な世界観だ。
by kaikaisei | 2005-10-18 21:08 | 読む
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