5月 某日 晴れ時々曇り
岡山の後楽園での栄西茶会である。
昨日の雨に洗われた緑とツツジの花が目に眩しい。
正式には「第61回 茶祖栄西禅師賛仰献茶式・大茶会」と仰々しい事だ…。
抹茶席の方では大宗匠が来られての献茶式があり、賑やかだが。
我々の煎茶道の席は、そこから園内少し外れにある緑陰深きところにある小さな庵。
30人の流派の仲間の中で男性は私だけで、白?か黒?一点。
目立ってしまうのはしょうがない。
久々の人前での御点前だったけど、なんとか落ち着いて出来た。
連客の茶碗には私の茶碗を使って頂き、お客さんにもお出しでき有難い事だ。
緊張もしたが、普段薄暗く埃っぽいところで仕事をしている私。
終日松風そよぐの中、お茶をお客様にお出しする心地良い緊張感と楽しさを味わえて
良い気分転換が出来た。
お世話頂いた流派の先生方と仲間、そしてお客様に感謝だ。