東京滞在最後の日。
銀座の小さな文具店
「五十音(ごじゅうおん)」を訪ねた。
場所は銀座四丁目「天賞堂」脇の細い路地を入っていったところ。
小ちゃなお稲荷さんの向いにある。
だれもこんなところに文具屋があるとは思わないだろう。
「五十音」に辿り着くまでに時代が30年ぐらい軽くさかのぼったような気分になる。
そして店内は三人も入ったら身動きが取れなくなるような狭さ。。。
なおかつ、ここは文具店といっても万年筆のようなマニアックなものもブランド品も殆どない。
ここはボールペンとえんぴつが専門の店なのだ。
文具好きなら誰でも、店内の古めかしくも懐かしいえんぴつとボールペンを
眺めているだけで時が経つのを忘れてしまうこと請け合いだ。
高級な万年筆やステーショナリじゃなくちょっとチープなポールペンやえんぴつという
はずし加減がいい。
この店のことはエッセイ集
「ボールペンとえんぴつのことー銀座の小さな文具店」に詳しい。
(内容もさることながらMさんの写真もすばらしい!)
今回著者で店長の宇井野京子さんからなんと思いもかけずオリジナル商品の
依頼を受けたのでお邪魔したのだ。
店内には、既に私の作品が噂通りディスプレイされていた!
この本形箸置は宇井野さんが先日私の個展で買ってくれたもの、
ここではペンレストととして売られていた(笑)
春慶塗り(!)のえんぴつもここのオリジナル商品とか!
削るのが惜しい逸品!!