ZOOT(戦利品No.4)

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去年、澤野工房から復刻された10インチLPを手に入れてたら、ズート・シムズに開眼してしまった。

今となっては恥ずかしい話だが、かつては白人の演奏するジャズは本当のジャズじゃないね。まして日本人なんて!と思っていた。まったく若気の至りだ。

今は深く反省して人種差別せずにジャズを楽しんでいる。
ゴリゴリ吹きまくるコルトレーンやロリンズもいいが、たまには気持ちを解きほぐしてくれるような演奏が聴きたくなる。歳のせいだろう(笑)
そんな時には洗練された白人プレーヤーの調べが心地良いのだ。

アメリカ南部の民族音楽として始まったブルースやデキシーが人種の垣根を越えて広がり発展していったのがジャズなのだ。文化や人種の衝突や融合なくして魅力ある芸術は生まれない。

…なんちゃって!堅苦しいことはいい。
先のデクレ・トムソン盤もそうだがこのカデット盤も上手にツボを刺激してくれるマッサージ椅子に身を預けているような心地良さを味わえる。

ジャケ写の本人も自ら恍惚げな表情。つげ義春風(笑)
# by kaikaisei | 2011-02-16 12:57 | 聴く

煮干しの日、雑感

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アフリカのカカオ農場で働く子供達のことを考えながらチョコレートを食べるひとが何人いるだろうか?
間接的な幼児虐待をしているというと言い過ぎか?

タイガーマスク騒動とバレンタインデーの狂騒が同居する不思議な贈答文化の国に私達は住んでいる。
# by kaikaisei | 2011-02-14 08:40 | ひとりごと。。。

2月 某日 東京レポート 2

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夜行バスを待つ時間、新橋の「ほそ川」に行く。去年の夏以来だから半年ぶりか。
香取慎吾似のH川君が人懐っこい笑顔で迎えてくれる。

先ずは新潟からのお土産、純米吟醸の「清泉」を渡す。長岡で出会った酒だ。
これは「ほそ川」が最新の「見知ランガイド」で初めて1つ★をとったお祝いだ。

個人的にはだからどうしたの?という只の赤い本だか、
僅か開店二年足らずで、評価してもらえるというのは素晴らしいことだ。
大人の隠れ家を謳い文句にしても、お客さんが来ない店は味も持て成しも悪くなる。

「独立して居酒屋を始めたい。場所は新橋で…」と聞いた時は正直心配した。
実際、開店準備をしている中でのリーマンショックだ。
しばらく厳しい状態での船出だったはずだが、飲食店ひしめくこの激戦区で沢山の常連客に愛される立派な日本料理の店になりつつある。
食材へのこだわりが伝がつたわってくる彼の料理に私も器をとおして手伝いができるのがうれしい。

忙しくなり過ぎるのも問題だが、今は沢山のお客さんに知ってしってもらう段階だろう。
そのうちに人を使えるようになって、手伝いのお母さんには楽をさせてあげたい…といらんお世話かな。

御持たせの清泉を相伴しながら、舌鼓を打っていたら、バスの時間が迫っていた。
あわてて新宿に向う。

次は5月、今度は誰を誘おうか?
# by kaikaisei | 2011-02-12 13:28 | 日記

2月 某日 東京レポート 1

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雪深い新潟を出立。
長いトンネルを抜けるとそこは晴れの国。別世界の関東平野であった。

新宿の伊勢丹で五月に一緒に二人展をするガラス作家鶴田安芸子さんと待ち合わせる。デパートの意向によるペアリングなのでお互いが初対面。どんな方かと緊張した。経験は無いがお見合い前のような久しぶりのドキドキ感を味わう(笑)

鶴田さんは私より一回り若く美しい方であった。会場近くの喫茶コーナーでしばしお互いの作品の写真を見ながら、情報交換する。

考えてみるとガラス作家との展示は過去に何度かあるが、作品も見たことの無い初対面の出会いから企画を始めたことはないから新鮮だ。

鶴田さんは若いだけあって意欲的に作品を展開して魅力的な仕事をされている。また私の作品の傾向も気に入ってくれた。お互いに触発されて良い雰囲氣の二人展ができそうな感触だ。

会期は五月末なので、ガラスと染付で初夏の爽やかさを演出しようということになる。
# by kaikaisei | 2011-02-10 02:56 | 日記

2月某日 長岡レポート 2

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# by kaikaisei | 2011-02-07 08:56 | 日記